Mac miniをNASで100倍速

無線ルーターAterm WR8750Nに外付けハードディスク(GW3.5US-PSU/CB)を付けて簡易NASとして利用していたが約0.7MB/s程度と遅く不満だった。
さらに計測すると同じハードディスクをUSB2.0で直繋ぎすると4.7MB/s、nasneのNAS機能は約19MB/sなので、原因はルーターのNAS性能(非力な処理能力とUSB2.0接続)と決定づけられた。
そこでアプリ開発用に買ったMac miniに目を付けた。普段のMac miniは定期的にrsyncでサーバーのバックアップをさせてるぐらいで主に寝ている(スリープ状態)。
Mac miniはUSB3.0が付いてるし省電力だしCPUもパソコンとしては非力だけどNASとしては高速なNAS向きのスペックだ。

NAS化にあたりmacに付ける外付けハードディスクを模索していたが、
無線ルーターに付けてたハードディスクとメインパソコンのハードディスクは全く同じハードディスク(WDの2GB)だったので3GBのHDDを新調し、それはメインパソコンのHDDと入れ替え、WDの2GBを2台でRAIDを組んでみる事にした。(ちなみにメインパソコンは2GBを超えてしまったのでMBRじゃなくGPTになった。)

メインパソコンのパソコンのハードディスク乗せ替えはEaseUS Partition Master Freeという定番の無料引っ越しソフトに任せると半日で完了した。
次はRAID対応のUSBハードディスクケースだがLHR-2BRHEU3に任せることにした。価格.comの最安値割7694円よりもAmazonのフラストレーションフリーパッケージ版7694円よりも安いロジテックダイレクト@楽天市場店5,480という格安価格で買えた。
LHR-2BRHEU3にWDの2GBを2台入れraid0でmacでexFATフォーマットした。試しにWINDOWでUSB接続してみたがなぜか上手く動作しなかった。(もしかしたらmacでフォーマットしたからなのかもしれない。)
RAID0かRAID1を悩んでたのでmacに戻してベンチを測ってみるとRAID0が約220MB/s程度、RAID1が約120MB/s程度と倍近い差が現れた。
次にNAS化(ファイル共有)した転送速度を測ろうとしたが、どうもメインマシン(WINDOWS)とのやりとりで失敗する。
色々設定を変えてフォーマットしたらどうもexFATがまずいらしい。
exFATはFATの拡張版なのでWindowsでも読めて都合がいい(ウチでは失敗したが)が、ファイル共有するには問題があるようだ。
ジャーナリングというのでフォーマットすればメインマシンとファイル共有出来る様になった。
Windows側から大きめのファイルを転送してみるとRAID0が約70MB/s程度、RAID1が約40MB/s程度だったNAS化する事でかなり速度低下するのは想定内だったが、NAS化がボトルネックになるのでRAID0とRAID1はそれほど差が無いと予想していたがそれなりに差があるようなのでRAID0に決めた。

大量のファイルをNAS経由でコピーしてると極まれにWindowsからコピーするとMac側でロックがかかってしまうフォルダーがあったがロックを解除すれば普通にコピーできた。

NASは一日に1・2時間程度しか使用しないのに、無線ルーターにUSB接続していたハードディスクは年中電源が入りっぱなしだったが、今回はMacがスリープするとLHR-2BRHEU3もスリープし、Macが起きると同時に起きエコでセキュアだ。
これで使いたいときにWOLでMacを起こせばすぐ使えると思ったが、スリープになかなかならない問題が発生した。
調子いいときは指示通りの時間(20分)にスリープしてくれるが大抵1~2時間ぐらいかかってしまう。
対処法はMacを「PleaseSleep」でよく寝る子にする方法と「iShutdown(240円)」で好きな時に寝かしつけるという方法があようだが、ファイル転送中に寝られても困るのと起こすのも出来るのでiShutdownを使う事にした。

ワットチェッカーにハードディスク(LHR-2BRHEU3)とmacminiを接続して計測したところ
アイドル時15W、負荷時30W、スリープ時3W
となった、元々省エネなmac miniだし、以前の外付けハードディスク(HDD1台)がアイドル時7Wでスリープ機能無しだったのに対してLHR-2BRHEU3(HDD2台)はアイドル時で9Wスリープ時はほぼゼロと優秀だ。
(mac miniの購入前にネットで調べた値を鵜呑みにアイドル時の消費電力を13Wと書いたが実測すると6Wだった。NASNEのアイドル時と同じ消費電力だ。)
近いうち関電の値上げがあり1kWh 単価が約33円なので24時間年中無休で使う機器は4Wの節電で約100円ぐらい得する計算になる。今回の小さいワット数の世界なので節電効果は低いようだ。

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