ファイル連動型タスク管理TASK4BOX

ファイル連動型タスク管理TASK4BOXを公開しました。
作業日誌によると2月17日から約2ヶ月の期間に150時間以上作業している。久々に制作時間が長いWEBサービスだ。

元々、いいタスク管理アプリが欲しいと調べていたところアイゼンハワーマトリックスを見つけた。
マトリックスの表を眺めてると「スマホの画面は小さいので中央のサークルをドラッグして表示を切り替えると見やすいかも」と思って手書きで落書き帳に画面を描いてみた。

フロントエンド(画面操作)を作ってみたら、思いのほか気持ちのいい動きだったので正式に作る事にした。
ちなみに左右のフリックでタスクを完了&削除させる動作はMailboxをパクってます。操作中(フリック中)迷えるのがいい感じです。

次に保存場所を考えた。自分一人が個人的に使う分には自前のサーバーデータを保存すればいい、だが公開する場合心許ない。もしも自分がユーザーの立場なら仕事の内容を見知らぬフリーランスのWEBサーバーに置かれるなんて不安だ。
そこでメジャーどころのWEBサービスをAPI経由で利用しクラウド上に保存する事にした。
まず頭に浮かんだのがEvernoteのAPI。機能的にタスクを管理するに最適に思えたが、私は以前からデスクトップに作業名のフォルダを作ってそこに関連ファイルを入れて作業管理をしており、これらのファイルとタスク管理アプリが連動出来ない事に不満を感じていたので、ファイル連動させるためにDropboxのAPIを採用する事にした。

DropboxのAPIは歴史が長く比較的WEB上に情報がある方だが、2年ほど前に改訂されたので多くの情報は古くて使えず、PHPでダイレクトにAPIにアクセスするのではなくDropboxの用意したライブラリを経由するタイプなので戸惑うことはあったが、サンプルが豊富なので試しながらなんとか形になった。

ここまでのシステムは約1週間で完成した。残り1ヶ月と3週間は何をしていたかというと、デバッグとトップの説明ページ作成だ。今回はUIを凝ったのでwindowsタブレットのタッチイベントの問題があったり、iosのスタンドアロンモードの問題があったりとデバッグに時間がかかったが、説明ページ制作が予想以上に時間がかかった。

まず日本人の政治家は肖像権は無いに等しいですが、大統領の写真の肖像権はどうなってるのか分らない。安全策で素材を買おうと思ったのですが日本の素材屋には無かった。
そこで、まずヤフオクで切手を買って、それをスキャナーで読み込む事にした。
だが、実際よってみると小さすぎる為か使い物にならないぐらい汚かった。
だめもとでiPhoneで撮影したら以外とキレイだったのでiPhone製を採用した。
(念の為、切手をWEBサイトに掲載してもいいか調べたところ総務省によるとWEBはOKだけど印刷するなら消印が無いとまずいが消印付のだとOKだそうだ。)

あと、TASK4BOXが概ね完成した頃に、そもそも「日本人にタスク管理する習慣があるのか?」という疑念が出てきた、周辺でタスク管理をしているという話を聞いたことが無く、DropBoxユーザーすら殆どいない。考えてみると巷にあるタスク管理アプリも大抵外国製だ。
そこで、英語版も作成する事にした。私には英語力が無いのでプロに任せる事にしたが知人に翻訳家がいないのでGengoにお願いしたところ2時間半で訳されて来た便利な時代だ。(ちなみに金額は993語の日英のビジネスプランで8,937円だった。)

TASK4BOXの肝であるファイル連動ですがブラウザからダイレクトにローカルフォルダを開くのは難しいが、ブラウザ版Dropboxはローカルフォルダを開くことができるのでブラウザ版Dropboxの該当フォルダへリンクする事した。
(ブラウザ版Dropboxがどんなパケットのやりとりを調べてみたが何かやりとりはあるけど解明出来なかった。おそらく通常のWEBブラウザではセキュリティ的に不可能なのでDropboxが自前のローカルソフトとアクセスし開いてるのかと思われる。)

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