Mac miniをWEBサーバに
先日、NAS化したMac miniですが実はWindows側から「濁点の入った文字を検索出来ない」という問題があります。
理由はWindowsやLinuxは普通に濁点・半濁点がくっついた文字を使ってるのに対し、MacはNFDという濁点・半濁点を分離して1文字とする方式でファイル名を管理してる為だ。
そんな訳でMac miniにWEBサーバを立てて検索するツールを作る事にした。
Macの場合2400円のOS X Serverを買えば簡単にサーバー化出来るけど、Windowsで使い慣れてる無料のXAMPPで構築します。
インストールはXAMPPの公式サイトからMac版をダウンロードして普通にインストールするだけです。
まず、WEBサーバーの設定です。今回はバーチャルホストをつかって「http://mac.mini/」でアクセスしたいので、設定ファイルを有効にします。(linuxとパスが違ってて気持ち悪いです。)
パーミッションが面倒なのでUserとGroupの設定をしておきます。(hogeはmacのログインIDに書き換えて下さい)
一般公開するならセキュリティ的に弄らない方がいいです。
#vi /Applications/XAMPP/xamppfiles/etc/httpd.conf
Include /Applications/XAMPP/etc/extra/httpd-vhosts.conf
User hoge
Group staff
次に、バーチャルホストの設定です。
今回はmacがすぐ寝るのでDropboxにフォルダ「www」を作ってここをWEBルートにしました。
後先日NAS化したフォルダを参照出来るように外付けHDDの共有フォルダへのエイリアスを設定しました。
(Directoryの設定は不要な気もするがウチでは無くすと403になるので設定してます)
#vi /Applications/XAMPP/xamppfiles/etc/extra/httpd-vhosts.conf
<VirtualHost *:80>
DocumentRoot "/Users/hoge/DropBox/www"
ServerName mac.mini
Alias /nas "/Volumes/NAS/SHARE/"
</VirtualHost>
<Directory "/Users/hoge/DropBox/www">
AllowOverride All
Require all granted
</Directory>
別にいらないけど一応PHPの設定をしておきます。
#vi /Applications/XAMPP/xamppfiles/etc/php.ini
data.timezone = Asia/Tokyo
mbstring.language = Japanese
mbstring.internal_encoding = UTF-8
mbstring.http_input = pass
mbstring.http_output = pass
一通り設定が終わったらXAMPPの再起動
#/Applications/XAMPP/xamppfiles/xampp restart
次にhostsの設定(macのローカルIPアドレスを192.168.24.109に固定してる場合です。)
#vi /etc/hosts
192.168.24.109 mac.mini
127.0.0.1 mac.mini
#sudo dscacheutil -flushcache
閲覧側のパソコンのhostsも同様に設定。
C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts
192.168.24.109 mac.mini
とりあえず確認用のページを作って
$ vi /Users/hoge/DropBox/www/phpinfo.php
<?php phpinfo(); ?>
ブラウザで見れたらOK
http://mac.mini/phpinfo.php
大した作業はしてないけど長くなりすぎたので、今回はWEBサーバー構築までとします。
Tags: Mac mini, XAMPP, バーチャルホスト