今更ですがEdMaxからThunderbirdへ

Thunderbird
メールクライアントソフトは十数年の長い間EdMaxフリー版を使ってる。
今回移行するMozilla Thunderbirdは過去に何度か試みたが当時はまだ機能不足で結局EdMaxに戻っていた。
EdMaxは複数アカウントが使え、カスタマイズ出来る要素が多く、レジストリを使わないのでフォルダを移動しても使えるのでリムーバブルディスクに入れて外出先はノートパソコンでも利用出来たり、バックアップが簡単だったり優秀なフリーソフトだ。
しかし、ここ数年は開発が停滞しており時代遅れ感が否めない。さらにEdMaxはUnicode(UTF-8)のメールに問題を抱えている。これは昔はOSやソフト内部の文字コードがShiftJISが一般的だったのに起因している。EdMaxはUnicodeのメールが来たらShiftJISに変換し見る事が出来るがその影響でHTMLメールや添付ファイルが文字化けしてしまうのだ。
昔はUTF-8のメールは珍しかったので問題無かったが最近はUTF-8のメールは少なく無い。
EdMaxとしては「Unicode版に移行してね」という事だろうけど、シェアウェアだし更新が止まってるのはUnicode版も同じなので、久々にThunderbirdを試してみたら機能的にはEdMaxを圧倒するレベルに成長していたので乗り換える事にした。

EdMaxのメールボックスとアドレス帳を書き出して、Thunderbird読み込ませればいいだけなので簡単に移行出来ると思っていたが、書き出しでいきなりつまずいた。
そもそもedmaxのエキスポート(書き出し機能)はフォルダごとエキスポートは出来ず、メールを選択する必要があり、受信フォルダ内の全て選択して書き出そうとすると容量制限がかかって約40Mを超えると途中で止まってしまう。
メールは全体で約1GBなので手動で分割すると数十回個のファイルに分割される計算になる。
面倒すぎるのでネットで何とかする方法を探してみるとEdMaxメールデータエクスポートプラグインを使えばフォルダどとエキスポートは出来るし容量制限も無いようだ。
古いモノでリンクが切れていたり情報が古かったりしたが、EdMaxフリー版の2.86.3Fでも書き出せた。

■EdMaxからメールボックスの書き出し

もしEdMaxを起動していたらEdMaxを終了する。
EdMaxメールデータエクスポートプラグイン 0.06をダウンロードして解凍しEdMaxのインストールしたフォルダの中のPluginsフォルダに「eep.dll」を入れる。
併せて、漢字コード変換用のライブラリNKF32.DLL 1.03aも必要との事なのでダウンロードして解凍し、今度はEdMaxのインストールしたフォルダの直下に「nkf32.dll」を入れる。
EdMaxを起動する。「新規プラグインの検知通知」が出たのでそのままOKし、念の為EdMaxを再起動した。
試しに受信フォルダを右クリックしたら「エキスポート」という項目が追加されていたのでコレを選択する。
するとポップアップウィンドウが現れるので「dir」をクリックし出力先ディレクトリを選択し、左のプルダウンが「UNIX MBOX」になってる事を確認し「変換開始」を押すと処理が始まる。(結構時間がかかる)完了したら「終了」ボタンを押す。

■Thunderbirdにメールボックスの読み込み

今度はThunderbirdにメールボックスを読み込ませる手順だが最初の状態だと読み込ませ先のメールボックスが無いので読み込ませる前にメールアカウントの設定をする。
メールアカウントの設定はEdMaxの頃とは違い自動で上手いことやってくれるので楽々だ。メールの設定が完了した直後は「受信ボックス」は出来てるが「送信ボックス」がまだ無い。送信ボックスも読み込ませたいので先ほど設定したメールアカウントからメールを送る。
すると「送信済みトレイ」(送信ボックス)が作成される。ここでThunderbirdを一旦終了
EdMaxから書き出したファイルをThunderbirdのメール情報が記録されている箇所にコピーする。その場所はOSによって異なるがWindows7の場合下記のようなフォルダになる。

C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles\[英数字].default\Mail\Local Folders

(見つからないという人は「ファイル名を指定して実行」から「%UserProfile%\AppData\Roaming」を入力すると辿れるかと思います。)
Thunderbird起動すると左のメニューに先ほどコピーしたファイル名のフォルダがあるのでそれを開く(初回は変換に時間がかかる)とEdMaxから持ってきたメールが詰め込まれているので、あとは受信トレイ移動するなりすれば完了。

メールボックスの移行を終えて確認してみると問題があった。
Macやスマホなどの最近のメールソフトから送られたメールはEdMax上では上手く見えてたのにThunderbirdでは文字化けしてしまったり添付ファイルがなくなってる場合もあるし、当然だけどEdMax上で既に文字化けしてしまってるメールは文字化けしたままだが「その他の操作」「ソースを表示」を見ると読めなくは無いしファイルも取り出せないことは無い。
どうしても直したい場合はメッセージを保存し、エディタにて文字コード書き換えたり、charsetを書き換えたり、text/plainの「Content-Transfer-Encoding: base64」をはずしたり、「alternative」を「mixed」にして読み込ませると直ったりするが一つ一つやるのは時間がかかりすぎるし、添付ファイルのファイル名が欠落してしまうので全てのメールが完全再現するわけでは無い。

■アドレス帳の移行

アドレス帳は昔はAddress ExportというEdMaxのプラグインがあって書き出し可能だったらしいが今は無いようなので、EdMaxのアドレスを全て選択しコピーでエディタにコピーし、スクリプトを書いてシンプルなCSVに整形し、Thunderbirdのアドレス帳を開き、ツールのインポートを選択し、アドレス帳を選択し次へ、テキストファイル(LDIF,.tab,.csv,.txt)を選択し次へでファイルを選択し、項目を調整してOKで読み込まれた。
Edmaxのアドレス帳をCSVファイルに変換にツールを使って書き出す方法も書かれているが、どちらにせよ、EdMaxのアドレス帳の項目(3項目)とThunderbirdのアドレス帳の項目(数十項目)は全く違うので登録数が多くなかったらエクセルとかにコピペして作るか直接入力した方がいいかもしれない。

上記でも書いたが結局完全に移行できるわけでは無いので過去のメールを参照する為に当分の間EdMaxは保存していく予定だ。
文字におこすとデメリットが多い感じになるが、「もっと早くThunderbirdに移行しておけばよかった」というのが正直な感想だ。
ちなみにThunderbirdはポータブル版もあるが最近はGmailやスマホで受信できるので「リムーバブルディスクに入れ別のパソコンで見る」といった使い方をしなくなったので通常版にしました。

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